早稲田大学規程による予備調査から本調査へ、
    その学術研究倫理委員会による審議の諸段階




 早稲田大学は通報(7月4日)にもとづき、大学の規程「研究活動に係る不正防止および不正行為への対応に関する規程にしたがって、調査対象者と最も関連する国際学術院・大学院アジア太平洋研究科に対して、予備調査の実施を指示」した。

 証拠資料として提出された朝鮮語論文の和訳の「客観性に懸念」があるので、調査を託された学術研究倫理委員会が「翻訳業者に和訳を手配」した。
 そして、2019年7月30日翻訳業者による朝鮮語論文の和訳が完成し、8月6日に予備調査に回した。

 約一か月後、9月4日、上記学術院・研究科から予備調査結果報告書が提出された。

 9月24日の学術研究倫理委員会における審議で、調査対象の論文において 「朝鮮語論文の和訳と適切な表示なく類似する箇所が複数確認された」

 
そこで、「研究活動に係る不正行為(盗用:研究者等が、他の研究者のアイデア、分析・解析方法、データ、研究成果、論文または用語を当該研究者の了解または適切な表示なく流用すること)の有無」を確認するため、倫理委員会のもとに調査委員会を設置し、本調査を実施した。 

 倫理委員会から調査対象者および通報者に調査委員会の所属・氏名を知らせ、異論の有無を確認し、調査対象者からも通報者からも異論は出されなかった

 この手続きを踏まえ、12月2日、調査委員会第一回が開催され、9日から11日かけて持ち回り審議を行い、調査の中間報告書を確定した。
 
 2020年2月7日の第三回委員会を経て、2月22日〜24日の第4回委員会(持ち回り審議)で、最終報告書を確定した。